この頃250ccクラスが盛り上がっていますが、そんな中とんでもないバイクが登場しました。
スズキのGIXXER(ジクサー) です。
空冷単気筒にFIが組合わさった150ccのエンジンは14馬力を発揮。
サイズ感はCB250FやらMT-25やらとほぼ同じ感じ。しかし車重(装備)はなんと135kgで、20〜30kgほど更に軽量。
原2クラスであるDUKE125には馬力で2馬力程劣っていますが、ジクサーの方がDUKEより軽いと知ってビックリ。
軽量さを裏付けるように非常にスマートな車体。125ccクラスのスポーツバイクにはこれまで何台か乗ったり跨がったりしましたが、 ボリューム感、そして下半身のホールド感は屈指でした。
ホールド感向上に寄与しているのがこのボリューミィなタンク!
・・・と言っても樹脂製のカバーが明らかにボルト留めされていますが(笑)とはいえ別に気にならず。
むしろこの値段の中で乗りやすさとスタイルを向上させることに一役買っているので評価したい点。
そう、このバイクは諸費税を別にすればアンダー30万円!!!!!!!
250ccクラスはもとより、YZF-R125やDUKE125よりも遥かに安い!凄い!!
というのにフロントフォークはなんと41パイ。ボンネと一緒www
ハンドル周りはこざっぱり。質感は高くはないけれど、悪いもんじゃない。
メーターはデジタル。形も表示も奇をてらっていないシンプルなもの。変にデザイン凝ったりするより見やすいこんなメーターの方がきっといい。
ちょっとゴージャス2本出しサイレンサー。
跨がると細いし軽いしもうすっごい楽。更にスロットルもクラッチも滅茶苦茶扱いやすいので運転がしやすい。バイクで運転がしやすいっていうことあんまり無いだろうけど、敢えてそう書く。街乗りでとにかくスムーズに走りやすくて、上手く走れるし、上手くなれると思う。
動力性能はまあボチボチ。中々気持ちよく加速するので比較的安全に回して遊べる感じかな。最高速は多分出ても120kmくらいかな?100km超えてからだしんどい感じ。
ちょろっとワインディング走った感じでは操縦性がとにかく素直。エンジンは気持ちよく回って扱いやすいパワーを出してくれるし、ブレーキも当然というか前後ディスクで、強めに減速しても(速度、パワーに対して)車体剛性の方が勝っているので安心感がある。車重が軽いのも効いてるんだろうね。軽さは正義。
軽さはコーナリング性能にも現れる。切れ味が鋭い、という訳ではないどこまでもニュートラルなハンドリング。きっとこれがスズキ。この感触はGSR250に乗った時と全く同じ手応え。GSR250は重く、低パワーでどうしたもんかと思いながら試乗したけど、乗ってみると乗りやすくて中々好評価だったバイク。スポーツバイクとしてはCBR250Rやニンジャ250Rに軍配を上げてしまうけれど、コレはこれでアリだと思った記憶が。
総評すると「安くてとにかく乗り回して遊びたいバイク」
250クラスより更に軽量、アンダーパワーな分最初の一台としてはむしろ向いているのではないかと思う。 これを上手く走らせられるようになれば、その後のバイクライフが3倍くらい楽しめる、そんな気がするw
ファミリーバイク特約からは外れてしまうのが難点かな?だけど原2では乗れないバイパス(と一応高速)に乗る事が出来るというメリットもあるので乗りやすさを生かして通勤で乗りまくっても良いし(安価なのでココロがあんまり痛まない。大型とかだと無駄遣いしてる感に苛まれることも。。。)
それか開き直ってお山とかミニサーキット専用機にするのもよいね( ^ω^)
軽さと安さは大正義だと感じた試乗でした。
安い!速い!!スズキ!!!(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿