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バイク乗ったり自転車乗ったり写真撮ったり山登ったり。そんな日常。

2.11.2016

MOTO GUZZI V7 Racer のインプレッション

納車から半年ちょい、気付いたら6000kmぐらい走ってるのでぼちぼちインプレしてみようかな、と。

ちなみにうちのV7 Racerは2013年式、50馬力エンジン。ただ日本仕様ではないと思う。
新車ではなく200kmぐらい走ってた新古車。そういえばボンネの時も400kmちょい走ってた試乗車だったなぁ・・・




<サイズ、ポジション>
シートはそこまで高くはなく、幅も広すぎないので易しい足付き。車重は・・・改めて調べてみたら乾燥で183kg、装備で198kg?データが乱立していて良く分からないのが本音w
だけど体感でもボンネやGSF(どちらも乾燥で200kg少々)と比べて、車体を起こすのも押し歩くのも明らかに軽く感じる。

V7 Racerはセパハン、バックステップという構成。セパハンは比較的高めでバックステップもそんな過激な位置ではなし。
クラッチは乾式だけど、あまり気にせずフツーに使える。割と軽いし扱いやすいクラッチ。乾式いいよねw

ステップはローレット加工が施してあるので滑りにくい。膝の曲がりもキツくないのでツーリングでも快適。
ただステップで踏ん張れないと感じることがあるのだけど、欧米人の脚の長さなら丁度よいのかしら・・・?

シートがアルカンターラ素材(?)なので滑りにくくて加減速にはそこそこ耐えるけど、自分は付け加えてタンクに滑り止めのパッドを貼っている。特に減速時の踏ん張りが利きやすくなるので見た目を気にしなければオススメのカスタム。



このバイクで最も気になるのはミッションのタッチ\(^o^)/
カワサキの旧車なんて目じゃないくらいにフィーリングが無い。悪い、ではなく「タッチが存在しない」w
そういうバイクに乗った経験があるなら意識しておけば問題ないけれど・・・今までホンダのバイクしか乗った事無かったりすると面食らうかも。フニャフニャってレベルじゃないので、しっかりとしたペダル操作が必要に。ステップをしっかりとした社外に交換すると少しだけ改善されるという情報も。

慣れれば何とかなるw



<エンジン>
750cc、50馬力の大した事無いエンジン・・・が、意外と速いw
トルクのおかげか140km/hくらいまであっさり出る。最高速は180km/hちょいなのでボンネと同等か最高速域で言えばV7の方が伸びていた気もする・・・
極低速、発進トルクはちょっと気難しいかも。発進はほぼアイドリングでクラッチ繋ぐ派だったけど、V7では軽く回して繋ぐように。特にエンジン始動時はとてもストールしやすい印象。すぐ温まるのだけどね。

そして特徴的な縦置きVツインについて。セルを回してやると車体を右に揺すってエンジン始動。これが面白い(笑)
低回転ではドコドコというフィーリングで心地よく走れる。そして4500回転を超えてくると振動が消えてまるで浮遊しているかのような走り心地・・・こればっかりは体感してもらうしかない\(^o^)/

加速時はクランクの回転によるジャイロ効果なのか分からないけれど、個人の感想としてはライフル銃の弾丸のような回転を感じながら突き進んで行く感触がする。

ちなみに高速道路で100km/hだと5速4000回転ぐらいなので振動が消える回転数より僅かに低いためハンドルに微振動を感じる。
110〜120km/hくらい出すか、4速に落としたら振動消えるんだけどね。。。悩ましい。

のんびり乗ると心地よく、回してみると別に速くもないしさして猛々しい訳でもないのに妙に気分がアガるw
ドカやランナーでも感じたけれど、これがイタ車の面白さでは?と思ったり。
そういえばTopGearでジェームズ・メイが「今も昔もイタリア車の最大の魅力は、ただ乗るだけでその性能を心ゆくまで堪能できること」と言っていたのだけど、そういうことなのかな(´・ω・`)


<ブレーキ>
一応ブレンボ。タッチはそこそこ良いけれど、フツーに効くレベル。
ブレーキ云々よりフロントのバネがちょい突っ張るような気が。もう少しじんわり沈み込んでくれたらブレーキングもしやすくなりそうな気がするのだけど。
欲を言えばオクムラ送りにしたいなぁ。

V7 Racerはリザーバータンク別体のBituboリアサスが装着されている。

ノーマルのV7ストーンとの比較だけどやっぱり動きが良いね( ^ω^)
ただダンパー調整があるとセッティングの迷路にハマりこむ危険性が。。。現状悩み中\(^o^)/



<コーナリング>

ク  ッ  ソ  楽  し  い

細いタイヤということもあってヒラヒラ曲がる。バンク中にえらく安心感がある。多分足回り由来ではなくてエンジン形式による特性だと思うのだけど・・・
峠ですふぃもがヘタレているのと、まだまだ特性を掴みきれてないですが、持ってるポテンシャルは相当のものかと。

シャフトドライブの「クセ」は勿論あるんだけどそう身構える程ではないかな、と。ワインディングではまだちょっと無茶出来ないけれど。。。

あ、チェーンメンテが要らないのはかなり幸せです。はい。



<外装とか>
ゼッケンカウル。めっちゃ伏せたら風よけ効果も一応w
 ルマンカウルにするか、カウル取っ払ってヘッドライトケースをメッキにしても格好よい気がする。ヘッドライトはマルチリフレクターだけあってそこそこ明るい。

イミテーション(笑)のタンクバンド。めっちゃ雰囲気よいけど、ガチ革なので雨ざらしにはしたくないなぁ・・・このバイク自体雨ざらしにしてたら丸ごともの凄い勢いで劣化しそうだけど。。。

フォークブーツにはすでにクラックが(笑)入手した時点で2、3年経っているのだけどね。ゴム類の保湿は必須だと思う。

ちなみにV7 Racerは車検証で一名乗車。オプションでダブルシート+タンデムステップ+グラブバーのセットが30000円くらいで出てるので、新車で買って初回登録時に二名乗車に変更するのが一番面倒じゃないと思う。
自分は次の車検で二名乗車化するつもり。これはまた後日。



<トラブル>
エンジンヘッドに繋がるホースにクラックが入ってちょっぴりオイル吹いた事が\(^o^)/
ホース短縮して繋ぎ直したら直ったのだけど。新車じゃなかったから・・・といってもねぇ(笑)年イチぐらいで出来ればタンク下ろしてホール類の点検、保湿が出来れば素敵かも。ホース類とあとワイヤー類は正直信用してないw

次にオイルパンからのオイル滲み。ただここはかなり緩んでいただけで締め直したら止まった。振動が多いバイクだし各部の緩み点検、増し締めは必須。

あとはウインカーがもげたwww前後各一つずつw
先っちょがスポっと抜けて、それから嵌めても固定出来なくなる・・・とりあえずテープ挟んで無理矢理固定。そのうち気が向いたら社外ウインカー化しようかと思ったり。
(追記 インマニのカバーのネジもどっかに落としたw)


ランナー乗ってる時の経験や、アルファ147乗ってる友人の姿を見て「おおらかな気持ちでいこう!」と最初から思っていたので何とかなってるw
ツーリング先でオイル吹いた時も大爆笑してたしw

最初から壊れる前提だと非常に気持ちが楽(笑) 現状で修理代はかかってないしね( ^ω^)
細かい事を気にする人には全く向きませんが、乗ってるうちにおおらかな人間になれるかもしれません\(^o^)/


ちなみに部品は2〜3週間で届くそうです。翌日届く国産には敵わないけれど、まあなんとかなる。グッツィが乗れなきゃカブに乗れば良いじゃない←


・・・だいたいこんなかんじ?

最後に少し触れるけどスタイルはもう超かっこいいです←
道の駅や街中、信号待ちでも結構注目されたり、話しかけられたりすることが。女子受けもまあまあw

軽いから街乗りもこなすし、高速道路、長距離でも疲れにくいしタンク容量が大きいので航続距離が下手したら400kmぐらいいくし(タンク容量22L、燃費は20〜24kmぐらい)、ワインディングを走れば絶対的に速くはないけれども非常に痛快、爽快。


モトグッツィの他の1200ccエンジンのやつはまた違った印象かもしれませんが、このV7シリーズは密かなオールラウンダーということで非常にオススメです( ^ω^)

取り扱ってるところが少ないですが、興味を持った方は是非一度試乗をしてみて欲しいです。「あ、これでいいかも」と上がりバイクになるかもしれません(笑)

2 件のコメント:

  1. デザインほんまに良いですよね~
    近所のバイクショップ(多分試乗された場所)に合って、散歩がてらよく見かけます。
    私は図体がでかいので、この手のバイクにには非常に憧れるのですが似合わないのが正直なところ。
    いつも見て思うのですが、このV型デザインってこの時期は防風効果あるんですか?

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    1. 本当にこれだけカッコつけたバイクは他に無いと思いますw
      まあV7は寸詰まりというかコンパクトというか・・・逆に体格があるのならスラクストンとかが似合いそうでむしろ羨ましいです( ^ω^)
       
      BMWのボクサーやグッツィで防風効果の事は確かに言われますね。この冬乗ってみた感想では・・・ちょっとだけ冷風が来なくなったような気がする、ぐらいです(笑)

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