市販が決定してそのスタイルを見たときには衝撃を受けました・・・!
ようやく拝んだ現車は、想像を更に上回るかっちょ良さ・・・!
こんなバイク見たことない。
試乗車にはバネレートの変更とローダウンkitが組まれているそう。シート高がノーマル比でー2.5cm。これで身長174cmのすふぃもだと少し踵が浮くぐらい。
デザイン的にも余計なものが全然無い。明確な美学を感じる。
妙に幅が広いと聞いていたハンドル。確かに一般的なセパハンだともう少し絞ってる方が普通かも。だけどこのバイクを操るには適してるんじゃないかなという感想。
低くてフラットなハンドルといえばドカの696かストリートファイター、昔乗ってたGSX-R400あたりがこんな感じだったかなぁ?
ステップ位置も落ち着く位置。ただ試乗車はシート高が下がっているので若干脚が窮屈になるからかシートに加重しにくかった。。。
タンクはすっごいホールドしやすい。ツルツルしていないからやや滑りにくいぐらいだけど、シートのグリップが非常に強いので乗りなれたらそれだけでいけるかも。そんで脚をタンクで滑らせて腰落とすようにすればよいのか。
メーターはシンプル。液晶部分も文字も小さめw視認性はやや低い。
びっくりしたのがタンクキャップ。質感たけえ・・・聞けばHusqvarnaはKTMとは違う、歴史を売りにしたハイブランドという棲み分けをするそうなので、作り込みを良くしているみたい。
マフラーもノーマルから変える気がしないスタイリッシュさ。
音質は歯切れの良い軽やかな音。音量は結構大きいw
それではインプレ。
エンジンは690DUKEの流用。693cc水冷単気筒でなんと75馬力!というかフレームも共用とのこと。
感触はまんまKTMのエンジンって感じ。WR250とかもこんな感じかなぁ。ショートストロークで弾けるような回り方。低回転ではギクシャクするので走りだしたらポンポンとシフトアップしていく。アップ、ダウン両方のオートシフター+スリッパークラッチもあるので、煩わしさは軽減されそう。まあクラッチレバーは軽いのでストレスは少なかったけれど。ちなみに4速で60km/h巡行がギリギリなぐらい。
スロットルを開けると気持ちの良い加速。絶対的に速くは無い、だけど爽快。トルクで押し出す感じでも、多気筒エンジンの伸びていく感じでもない、エンジンの爆発ごとに後輪がアスファルトを蹴ってゆく味。
あ、ライドバイワイヤのどうこうは意識しなかったですw
そして何より足回り。前後WP製サスペンション。あとBrembo製ブレーキ。最高。
パーツの品質もさることながら、燃料無しの半乾燥重量で157kgという車重が効く。全ての動作に置いて「軽さは正義」
試乗コースはほぼほぼ街乗りだったけれど、それでも足回りの上質さは感じることができた。
信号停止でも自分の操作が繊細に反映されるのがわかる。この感覚はオーリンズ付けたドカで感じたことがあるけれど、あれより軽いんだもんなぁ・・・
前から見たら大きめなラジエーター。ちょろっと乗っただけでファンが回って結構熱がきたので夏はもしかしたら熱いのかも。
リアビューがカッコよすぎる問題。ミラーだけ変えてやりたいかな。バーエンドミラーは苦手なので普通に低めのやつで。
ハンドリングに関してはちょっとコメントし辛い。ノーマル車高のやつをのびのびと乗ってみたいなぁ。
少し振り回した感じではかなり気持ちよかったけど。
灯火類は全部LED。未来のバイク感が増すw
試乗が終わってからノーマルの展示車にも跨らせてもらったけど、車体が軽い&細いので少々足が浮いても余裕な感じ。ステップとの位置関係も自然なのでポジションめっちゃ良い・・・
あ、ノーマルだとバネレートかなり高いっぽいので、日本人的体型ならスプリング交換はオススメだそうです。
見た目も走りも文句ない一台でした。一見走りだけを追求しているようにも見えますが、街中を軽やかに走るのも似合うバイクだと思います。ポンポンとシフトアップしていく乗り方だとは書きましたが、ドカやSVのようにエンジンに急かされることはあまりなかったように思うのでツーリングでの運用も十分可能ではないかと。
VITPILENの名の通り、放たれた矢のごとくひたすら走りたくなる。そしてワインディングでは本領を発揮し、切れ味鋭い走りを見せる。ライディングへの探求心をくすぐる、そんなバイク。
刺さる人には刺さる一台ではないでしょうか。
そうすふぃもにもズブリ、と←
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