3.30.2013

無計画行き当たり、カブの旅 (その5.6)

五日目
今日はバイク乗るのお休みです。てなわけで路面電車の一日券を買って長崎のまちをぶらり・・・長崎のことばで「さるく」というそうですね、をしていましたw


まず最初に行ったのは昨日に惹き続いて平和記念公園→原爆資料館




資料館に入る前に「ちりんちりんアイス」を食べる。晴れていたためここまで歩くだけで暑かったので思わず(笑)
予備知識ゼロだったため「100円でアイスクリームがあるなぁ食べたい」というだけの気持ちだったのでおばちゃん(というかおばぁちゃん)がさらりとアイスを芸術的に盛りだしてビックリ!

肝心の味も非常に美味。会社がいくつかあるみたいで、のれんの色で区別するそう。食べ比べするのも楽しそうだ・・・


アイスを楽しんだ後は資料館へ

実は広島、長崎ともに未来訪だったので、ここは行っておきたかった場所なのですが、行って良かったです。色々と原爆の恐ろしさを示す資料があったのですが、熱で溶けた瓶が印象的。本当にそんな事が起こせるのだなぁ、と。そして今の核兵器って遥かに進化してるのですよね。。。



原爆投下地点や山王神社で一本柱鳥居を見てまわって、お昼はちゃんぽん

ちゃんぽんうめぇ・・・




今日はひたすら観光です。グラバー園へ

何て良いロケーション・・・!緑もいっぱいだし建物も南国のリゾート的な建築。グラバさん儲けてたんだなぁ・・・・・・まあ石炭は今の三菱の基礎にもなったらしいですしね。このへん昨日軍艦島に行ったおかげで話が繋がる


春先のハウステンボスを完全スルーしてもチューリップに遭遇。すっごく綺麗!!!

メインの建物以外にも他の建物等もあるので色々見てまわれます。入園料が若干高い気はしましたが、思いの他楽しめましたw
天気が良いのと、恋人と二人で行くという二つの条件を満たせば非常にいい場所の気が←


しかしここは長崎。園内も相当なアップダウンがありますw

流石に疲れたので旧 自由亭にて一休み


ダッチコーヒーとカステラの組み合わせ。これほど長崎な一服もないね・・・どちらも美味しく、店内の調度品もアンティークの物が使われていて落ち着く上に、窓際の席の眺望も良いのでいくらでもゆっくりできそうでしたw
園内の人の入りの割に喫茶は空いていたので、意外と穴場なのかしら


居心地よすぎて動けなくなる前に次へ


大浦天主堂

ここも良い所。歴史を感じる教会っていいかも

・・・ヨーロッパの古い教会に行ってみたい・・・・・・な



観光MAPを片手に祈念坂なる場所を目指す・・・そして道を間違える




写真に写っているレンガ造りの建物が「斜行エレベーター」
これに乗って上まで行けばいいものの・・・長崎の坂のヤバさを体感しようと階段ダッシュを決行

死んだ





なんとか登りきり歩いていると猫に遭遇。この付近は本当に猫が多かった。そして全く逃げない
坂の町=猫の町伝説は正しかったのだ←



そしてようやく祈念坂に


実はさっき行った大浦天主堂のすぐ脇の道を上がれば良かったというオチ



無駄に疲労したとはいえ歩みを止める訳にも行かず、次の坂へ

オランダ坂。青果店で剝いてパック詰めしてるざぼんを買って食べながらとりあえず登ってみました。何だよここ。てかこの上に学校あるのかよwww

地元の神戸、尾道、長崎と坂の町を巡ってきましたが、どの町も違う坂のタイプなのですが結局長崎が一番エグい

自転車に乗る人は平地住みのセレブだとか、原付の登録台数が住人に対して明らかに多いとか、斜面に家を建てる事を余儀なくされるので大工の腕がいいとか、教習の時点から難易度が高いので車の運転が上手いとか、そういった与太話ももう信じる事にしました




この日は思案橋に繰り出して飲み。出先で飲むのって楽しい・・・!
名物の餃子は一口サイズで、タレにラー油におろしニンニクが入っているものと、柚子胡椒を好みで入れて食べるスタイル。これが美味い。そしてビールがまた美味い!!!


翌日があるので早めに切り上げて就寝





六日目

まず最初の目標は島原から熊本へのフェリーの始発(6:00発)に乗ること。というわけで4時過ぎ発です

夜なのでスムーズに進行して快走でした。ツーリングでは予め距離の検討をつけておいて、トリップメーターの進み具合と時間でおおよその進行状況を計っているので、おおよそ間に合いそうな雰囲気・・・ですが何かおかしい



変な匂いがする・・・あ、硫黄だ!






・・・あれ、雲仙の方にきちゃった?




この時5:30。結構な距離を道を間違えて進んでいた為に引き返しても始発は間に合わない。次は一時間後・・・これはまあ良いんです






問題は、港までギリッギリのガソリン残量だったことですね














引き返す途中で    ガ   ス   欠





スタンドまで下りを利用して何とか辿り着いたものの、当然24時間営業なんかじゃありません。それどころか営業時間書いてないし、今日(土曜日)営業なのかもこんな田舎じゃ怪しい・・・

というわけで散歩してるオッチャンに話しかけて情報を得ようとしたら訛がすごくて結構解読が難しかったことも今ではもういい思い出




給油が出来たのは7:00

結局8:00のフェリーに乗る事に。計画より2時間の遅れ
このカモメ、結構ずっと着いてきてたな・・・というか熊本までひっついてきてたような気が。ちなみに一時間の船旅。この日は長丁場になる事が確定しているのでゆっくり体を休める事にしました


休息を取りながら、ロスした時間を踏まえてルートの再検討

・・・可能なら天岩戸神社に寄りたかったけど、始発フェリー乗ってなんとか、という読みだったので泣く泣く断念・・・これで一つ九州に再訪しなければならない理由ができましたね!←





でももう一つの目的はバッチリ達成







阿蘇、大観峰


 



こんなとこ。普通は歩いて入るけど、カブで入ってみた


何たる景色・・・!
これがカルデラですか。すげぇ。すげぇよ



カブで走った所。ダート走ったら振動でウインカーの玉切れたwwww

以後暫く右折は手信号に



龍神、ビーナスラインなんかも凄い景色なんだけど、阿蘇はもうほんと「雄大」としか
これ夏にまた走りたいなー今度はボンネで!



あ、途中からやまなみハイウエイに入りました!!!


これでしまなみ→やまなみのコンボが完成!www
あんまりやった人いないのではなかろうか( ^ω^)



直線で優位なマークXを連続コーナーで引き離すというアツいバトルを繰り広げたら今日のお昼ご飯


団子汁
やまなみハイウエイのドライブイン的な場所で食べたのだけど・・・全然期待していなかったのだけど・・・




  マ  ジ  美  味  い




野菜が美味い。特に山芋ウメェ
そして「だんご」
餅をぶっとく伸ばしたものが麺的なポジションで幾つか入っているのだけどモチモチしてて超ウメェ!!!

汁は仄かに生姜が効いていて非常に美味しい。また食べたいわぁ




お昼を食べてちょっと休憩したらやまなみから湯布院へと抜けていきます。ぼちぼちしんどくなってきます



すると目の前に全くノーチェックの絶景
竜王山の絶壁。立て札の案内によると、千年とかの昔から修行僧(修験者?)が登ったりしてたとか。確かに 修行向きロケーションですよね
中国とかの風景に見えるけどこれも九州なのですね。凄いぜ九州



湯布院完全スルーして、町に降りたらウインカー球を求めてホームセンターへ。置いてない
タイヤ館的な店の電球売り場の、様々な球がブチ込まれた箱から見事同じ物を発掘することに成功。手信号からの解放・・・って殆ど一本道でしたが


一本道すぎたおかげで予想より進行が早い。もしかして天岩戸神社行けたんじゃね・・・?

と思いながら走っていると「宇佐神宮」なる場所の案内標識を発見

全く完全にノーチェックでしたが、行ってみました!!

敷地はかなり広いです


この神宮、色々と謎があったり、変わっているところがあったりで面白かったなぁ

拝礼の作法が出雲大社と同じ、二礼、四拍手、一礼で、起源が不明だとか、一之御殿、二之御殿、三之御殿とあって、その並びが神格を考えるとおかしいらしいとか

あ、あと上宮、下宮と両方お参りしないと「方参りになってしまう、とか
上宮は身分の高い人物が参拝する社殿で、下宮は一般庶民の為の社殿だとか



パワースポットらしい楠も

神社で御神木になっている楠、この旅でいくつ見たかなぁ・・・どれも立派で、堂々としたものでした。長い年月を生きてるんだなぁ・・・とか思って写真を撮りました


すると、触れるのを忘れて肝心のパワーを貰えずwwwww
こういうのはしっかりあやかりたい人間です←










宇佐神宮を出てからはひたすら新門司へ・・・




眠気に耐えてようやく辿り着きました



新門司港







カブは、本当に凄かった






十二時間半の船旅








六日目の走行距離 300kmぐらい
船を降りて家迄 20kmぐらい










総走行距離 1460kmぐらい

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